私は…元素は昔からイヤイヤ覚えたものでした。
元素を
見やすく、分かりやすく、大きく、美しく、面白い写真で見せるために
黒い地が使われ、
基本データ、電子配置、スペクトルなども
小気味よくお洒落に載せられています。
構成は綺麗だしすばらしい。
ただ、それだけでは、見るだけで終わります。
この本は、しかし、読み物としてもおもしろかった。
私には全てを面白くよむことはできなかったけれど、
放射能に興味があるので、セシウム、プルトニウム、ストロンチウムなど読みいってしまいました。
セシウムってあんなに忌み嫌っていたけれど、国際原子時計にも使われているのね!!
この本のいいところは、その元素が使われている製品の写真も載せられているので、
ちょっと気になる所だけでも拾い読みできるところ。
興味深いエピソードが結構載っています。
健康を銘打った商品でよく名前を聞く元素もたくさんありました。…というか、その単語が元素だなんて私が知らなかったものがほとんどで。。
エピソードから興味が広がれば、もっとほかの元素のことも知りたくなるはず。
本来、化学の授業も、
こんな身近なエピソードから始まって、興味を広げていく構成だったらよかったのにね。