著書のことばの通り、「世界の全てがここにあります」!
世界の全てのものは元素でできているんですものね。
昔、化学の教科書が
私を化学の世界から遠ざけたのとは正反対に
(私は化学がとっても苦手な生徒でした。)
この図鑑は、知らず知らずのうちに
私をグイッと化学の世界に引き込みます。
もしも私が
教科書より先に、こんな素敵な図鑑に出会えていたら!
私をとりまく世界は、現在とはまた違ってたものになっていたかもしれません。
化学が苦手な大人の方にもお勧めです。
序文から謝辞に至るまで全ての文章にユーモアが散りばめられつつ、
元素記号の名前の由来や、科学者にまつわるエピソードなどなど
とにかく、化学が“楽しい!面白い!”と感じられる話がぎっしりです。
子どもと一緒に開いて、化学の世界を楽しむもよし。
ただただ美しい写真を堪能するもよし。
「科学の読み物」としてじっくり味わうもよし。
家族全員で色んな楽しみ方のできる図鑑だと思います。
ちなみに著者は、「周期表テーブル」を作って
2002年にイグノーベル賞(化学部門)を受賞されたそうです。
きっと、人生の楽しみ方をよ〜く知っている方なのですね。
この図鑑を手に取った子どもたちの中から
もしかしたらもしかして、
将来のノーベル賞受賞者が誕生するかも!