釣り糸を垂らしているおじさんと、おじさんは知らない海の中の魚たちのやりとり。
釣り針のえさを巡って、「いただきま〜す」と食べようとすると次々に自分より大きな魚がやってきて「まてまてー!」。
「いただきま〜す」「まてまてー!」を繰り返し、最後に鮫がたべようとすると、するするとえさが逃げていってしまう・・・。
子供は魚のやりとりで楽しめて、大人はおじさんの立場で考えさせられちゃう、楽しい&深いお話です。
なにより、宮西さんの描く魚の表情がイイです。4歳の子が図書貸し出しを延長希望したお気に入りの本です。