チンパンジーが道具を使うばかりか、道具を作る事も出来るということを発見した「野生のチンパンジーの世界」の著者ジェーン・グドール博士の少女時代のお話です。
チンパンジーのぬいぐるみのジュビリーを片時も放さず、一緒に飽きることなく自然観察をする少女ジェーン。
さらに、図鑑等を持ち出して調べる事も始めます。
世界は不思議で面白い事がなんていっぱいあるのでしょう、と感動できる真っ直ぐな心。
彼女の根気強い探求心のエピソードともいえる鶏の産卵観察には笑いました。
決して恵まれた環境とはいえない中、苦学して自分の夢をかなえ、幼い頃からの「自然を愛する心」を軸に精力的に活動される姿に感動しました。
彼女の立ち上げたプログラム“ルーツ・アンド・シューツ「根と芽」”について興味を持ちました。
巻末の彼女の幼い頃のジュビリーと一緒の写真が素敵です。