題名で???と興味をそそります。
表紙の絵で、何となく「ママの叱っている様子」がテーマかな、と思うのですが、
ちょっと違った変化球でした。
「だめだめ」といつもママやパパから言われている子どもたちですが、
その立場が逆転したら、というおはなし。
ある日、「ぼく」はすごい音で目を覚ますのです。
その正体は、好き放題しているママ!
部屋を散らかし、好き放題の飲み食い、服も行動も気の向くまま!
思わず「ぼく」が「だめー!」と叫ぶハメに。
なるほど、こんなシチュエーション、新鮮です。
意外にお互いの気持ちが分かるような気もしますね。
絵をよおく見ると、だめなママやパパを操っている、得体の知れない生き物?が
いますね。
そう、そう考えると、妙に納得してしまいます。
子育ての時のヒントになるかもしれません。
どちらかというと、大人向けのような気もしますが、
子どもが見ても、だめだめな大人って、妙にワクワクするような気がします。
ラストの「ぼく」の言葉が嬉しかったです。