風の子、ひめねずみ、ガラスのストーブ・・・。
アイテムの言葉のコラボレーションが素敵です。
風の子のフーは、なぜか寒がりだったので、ストーブを購入したのです。
それは素敵なガラスのストーブ。
早速あたっていると、小さなひめねずみも寄って来て、交流が始まります。
さらには、風の子の女の子オーロラとも知り合い、3人の心模様に変化が現れます。
それぞれのアイテムが呼応しあって、視覚、嗅覚、触覚、聴覚、味覚、
全て総動員して物語が進みます。
さらには、時間、空間も体感できます。
ラストは少し哲学的でもあります。
風の子が大人になる、その造形が鮮やかで、印象的でした。
安房直子さんと降矢ななさんのコンビということで、
小学校のおはなし会で取り上げたかったのですが、
20分弱かかるので、10数分の休み時間のおはなし会では無理で、
後ろ髪引かれる思いでした。
大人もぜひ、読んでほしいです。