先に『MOE』の松谷みよ子さんの特集を読んでいたせいもあるかもしれませんが、
松谷みよ子さんのモモちゃんのシリーズを彷彿とさせるところがあるのを感じました。
園児の小さなマキちゃんが主人公、そんなところからモモちゃんを重ね合わせました。
モモちゃんが誕生日を迎えるまでと、成長したマキちゃんのその後も増補で追加されています。
息子が小さかった時のことを読んで思いだしました。中に「小さなお話」という話が入っていて、バザーにお母さんが絵を描いて出したというものが、いせさんらしいと思いました。
いせさんが、お子さんに優しいまなざしを注がれて子育てをされていたことが感じられます。
総ルビなので読解力がある子なら低学年から、分量的には中学年ぐらいのお子さんから楽しめそうです。