お友だちから村山籌子さんの本を薦められてから、作品を見つけるたびに読んでいます。
村山さんの作品の良さは、語って美しい日本語、文章のリズム感と共に、クスッと笑える諧謔味にあります。
まじめな話の中にちょっととぼけたような茶目っ気が感じられるのです。
この中で私がスートリーテリングに挑戦したのは「おなべとおさらとカーテン」「おねぼうなじゃがいもさん」。
普段は動くことのない台所道具や野菜たちが、村山作品の中では人間のように動きます。
年長さんぐらいのお子さんから一日一話的に読み聞かせができそうな楽しいお話がいっぱい詰まっています。
復刊されたらいいなあと思います。