チェンジ! ぼくたちのとりかえっこ大作戦」 てんぐざるさんの声

チェンジ! ぼくたちのとりかえっこ大作戦 作・絵:アレックス・シアラー
出版社:ダイヤモンド社
税込価格:\1,572
発行日:2005年09月
ISBN:9784478930700
評価スコア 4
評価ランキング 30,016
みんなの声 総数 2
「チェンジ! ぼくたちのとりかえっこ大作戦」は現在購入できません
  • この絵本のレビューを書く
  • 「わが子が連れ去られてしまったら……」

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    アレックス・シアラーの作品にしては、流れがグダグダしている部分があって、やや読みづらかったですが、内容的に中高生のお子さんたちにはワクワクするんだろうな〜と思い、星5つにしてみました。

    サッカーは苦手、派手な方ではなくクラスでも目立たないごく普通の家庭に育ったビルは、ある時手早くドライヤーをかけたことで、有名人ビネー・スピンクス(国で一番有名なサッカー選手と歌手のミムジーの一人息子)にそっくりになります。

    イラストはかなり漫画チックで今風なジャニーズのような少年二人の後ろ姿が描かれています。
    内容はタイトルで分かるように“そっくり”な二人がある時、偶然出会い、お互いの生活を体験してみたいということになって、1日だけ『チェンジ』することにします。
    ところがその日に誘拐事件に巻き込まれ…。
    二人展示するまでのことがとても長く、実際事件が起こって解決するまではページ数も少なくあっという間に終わってしまいましたが、
    私はこの誘拐事件が起きてからの展開の方が、ストーリーの流れが好きです。
    ビルが、何とか「本当のベニー』を助けて逃がそうと、一生懸命芝居するところ、それでいてそのシーン全てが深刻ではなく、班員グループたちにちょっとドジで個性的なメンバーがいたりして、物語を面白おかしく彩ってくれています。

    見どころは、ビルが自力で何とか脱出するも捕まりそうになった時!
    クライマックスに向かって、気持ちが高ぶっているところを、作者は気持ちよく(?)トーンダウンしてくれました。
    つい、ウルッてきてしまったのはビルのママのセリフ。
    「わが子が連れ去られてしまった、どれほど心が痛いか、母親だけが知っている」

    アレックス・シアラーって、男の人なのに、そういう感性というか想像力はすごいなと、思いました。
    中・高校生くらいに、とても読みやすい内容だと思います。ぜひ、一度読んでみてください。

    投稿日:2011/11/30

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「チェンジ! ぼくたちのとりかえっこ大作戦」のみんなの声を見る

「チェンジ! ぼくたちのとりかえっこ大作戦」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

きんぎょがにげた / しろくまちゃんのほっとけーき / はらぺこあおむし / もこ もこもこ

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



絵本ナビがこの冬イチオシ! 『一年一組せんせいあのね こどものつぶやきセレクション』レビュー大募集

みんなの声(2人)

絵本の評価(4)


全ページためしよみ
年齢別絵本セット