表紙の絵のえんまさまはホントに怖そう。
でも実はお母さんが恋しくて泣いているのです。
見た目と大違いのえんまさまにグッと親近感!
地獄へやってきた老婆をおっかさんに重ね合わせ、なんとか助けようとします。
「子(本当の子ではないけれど)の心、親知らず」というか、この老婆、えんまの気持ちなどお構いなしに悪事を公言します。えんまさまはとうとう阿弥陀様にまですがって、この老婆を助けてくれと頼み・・
どんな親でも子供にとっては大切な存在なんだなあと思いました。裏表紙で安心して眠っているえんまさまがかわいく見えます!
人間臭いえんまさまが今までにない存在で、なかなかよかったです。
が、悪行を重ねたという老婆がかなり鬼気迫る表情で描かれており、息子はえんまさまよりも怖がっていました。