平和を祈る3部作の第3弾です
「食」「衣」そして今回は「住」がテーマです
おじいちゃんは建て替えのために壊される我が家を見つめ泣き叫びます
その訳は・・・・
戦火が激しくなってきて、さらに父の出生が決まると、家族は疎開を決めます
そのため、焼夷弾の直撃は避けられたものの、類焼を防ぐために、家は壊されてしまいました
疎開先から戻りまずは米屋であった我が家はなく、倉庫を住みかとして生活を始めたこと、やがて父も戻ってきて家族で喜びあいました
子どもが成長するたびに、部屋を建て増し暮らしてきたが、米屋の再建は出来ずに月日はたち、おじいちゃんは建て替えの条件に「片隅で良いから米屋をひらきたい」と息子に願います
戦後どれだけの方々が夢や希望を叶えられずにきたのでしょうか・・
そうした思いを形に残したいと、作者が「食」「衣」「住」の平和の3部作として書き上げました
身近に感じる出来事として読めるので、小学校高学年にお勧めです