まず最初は、下読みするのをおススメします。
なぜかって?
それは、出てくる妖怪の名前が、ややこしい!
ねこの妖怪「ずべべんこちゃん」はまだまし。
ランドセルに鹿をいれる妖怪「ホンゲラドベッチャーマン」、
肩の上で鍵盤ハーモニカをふく妖怪「みゃんめれけむちょむちょどん」、
バレエを躍らせる妖怪「ボッカンスッコはくしゃく」、
高級タンスを売りつける妖怪「ヘラケバラようかい」などなど。
舌を噛みそうです。
しかし、出てくる妖怪出てくる妖怪、
すべて容姿も変なら、行動も可笑しすぎ!
ランドセルに鹿を入れてるホンゲラドベッチャーマンには、
「なにこれ〜!」と突っ込んでしまいました。
これらの妖怪は、本当は・・・
学校に行きたがらないけんごくんの想像。
不安な気持ちを、妖怪という姿で表しているのだと思います。
それを、ともだちのせいぎくんが、
「みーんな おれが やっつけてやるから だいじょうぶだよ。」
と言ってやっつけてくれます。
さすが、ともだちの力ってすごいですね。
不安だった気持ちもどこかに飛んでいって、
ようやく二人仲良く学校へ行く後姿に、
学校は楽しいところだよって、そっと話しかけたくなる私でした。
これからもっと素敵なことが待ってるからね。
ほとんどのお子さんは、学校を楽しみにしていると思いますが、
ちょっと不安に思っている子は、こんな面白い絵本を読んで、
学校生活に期待を持って、行ってほしいと思います。
ただ、妖怪の容姿がグロテスクなので、
怖がりなお子さんは、お母さんの判断で読んであげてください。