アイヌの昔話です。お腹を空かしたおおかみどんが海辺で鯨をみつけ、自分だけたらふく食べて後はくわえられるだけ持って帰ったのです。途中で神様の子どもに出会っても分けて欲しいと頼まれてもしらんぷりしてその場を通り過ぎてしまいます。そのことで、おおかみどんは罰をうけることになったのです。あまりにも気の毒な罰を受けることになって同情してしまいました。厳しい自然界の中で生きるもの同士、助け合って生きていくのはわかるのですが、生き地獄にあったおおかみどんも仲間のおおかみたちに、「みんな、よくばってはいかんぞ。獲物は人にもわけてやるんだぞ。」と充分に反省しているので・・・・・・
自分のことのように思い気をつけたいと思いました。