雪が降りました。みんなで雪合戦です。りす君は身軽で、どんな球もよけることができます。ところが、きつね君が投げた球が、顔にあたってしまいました。痛くて泣き出したりす君、どうしたのと心配する仲間たちの様子を見て、きつね君は、そっとその場を逃げ出してしまいました。
子どもたち同士の遊びの中で、このようなことは必ずあります。どの場面においても、それぞれの立場での気持ちが伝わってくる様子に、子どもたちの表情はどんどん変化していきました。
仲直りのきっかけがつかめないことも経験している子どもたちだから、こんなやり方があるのかと新しい発見ができたようです。読み終わって、とってもすっきりした気持ちになりました。