かあさん、おそいなあ。ぼくこまるよ。
チコが、いまにもなきそうだ。
窓から、向こうのがいとうの下を、じぃっとながめている。
「おにいちゃん、あそこにおばけがいるよ。」
ぼくだって怖いのに…
なんて優しいおにいちゃんなんでしょう。
「おばけがいる。」と言われて、平気なはずないのに、一生懸命我慢して強がり言って、そしたら…
優しいおにいちゃんだから、ちょっと素敵な経験ができました。
夏の夜空の星が、とっても身近に感じて、優しい心を写しているようで、心から一緒に楽しむことができました。
こんな心、決して忘れてほしくないですね。