口は悪いけれど やさしい猫と
年をとってしまって もう空も飛べない魔法使いのおばあさん
そして おみそしるのぐになるはずだった しじみたちの
やさしい やさしいお話です。
大きな声で読むのはなんだか 違うような気がしてくる絵本です。
やさしくって あたたかい空気に 静かにきれいな音楽がいつも流れているような雰囲気の絵本です。
小さくって 黒くって・・・
「しじみだから ちっちゃいから 歌もとっても小さくって 気をつけないときっときこえないんだろうね。」
絵本を読んだあと しばらくたってシジミを買ってきたときに娘が言いました。
娘にはきっとシジミの歌が聴こえているんだろうな・・なんてふふって母は笑いました。
娘の好きな場面は シジミの歌で海までの旅費をためていくところ。
にこにこにこにこ しています。
この場面が好きな娘のことを 母はなんだか嬉しく思うのです。