春が待ち遠しくて、表紙の花いっぱいの絵につられてセレクト。
『ティモシーとサラとデイジーさん』で劇場を閉めた支配人のデイジーさんが
花屋を開店するという事で、ティモシーとサラはお母さんと一緒にお手伝いという訳ですね。
ところが、開店の手紙を送ったのにお客さんが来なくてがっかり。
でも、それには訳があったのです。
実は手紙を配る郵便屋さんが配達途中にアクシデントで入院してしまうのです。
でも、通りがかったリックが大活躍!
見事郵便屋さんの任務を代行するのです!
リック、水車小屋のおじさん、フローラさん・・・。
登場するみんなの優しい心が溶け合って素敵なストーリーとなっています。
そして、大事な役割を果たす花束。
フラワーアレンジメントのプロの知り合いが、
「花は贈る人の想いが伝わる」と言っていましたが、
改めてそうだなあ、と納得してしまいました。
上品でおしゃれな画風の芭蕉みどりさんの絵だけに、
花々がそれはそれは素敵でうっとりです。
花と手紙という、素朴なアイテムの素晴らしさを改めて実感しました。