作者のジョン・ロッコさんが、2003年8月にアメリカで大規模停電を家族で経験しているんですね。
舞台はニューヨークです。
大都会の夜は、眩しいほどです。
人間は光を手に入れ、夜の闇を征服したかに見えますが、人間の作るものですから、そこはまた脆い部分もあるんですね。
夜の長い大都会では、家族も忙しそうで、主人公の子のボードゲームに付き合っちゃくれないようです。
みんなバラバラ。別の部屋で、それぞれのことで手いっぱい。
そんな時、起きたんです。大停電が。
光を失い、見つけたのは、満天の星。
ランタンや懐中電灯を頼りの非日常の夜のストリートパーテイー。
そして、のんびり・ゆったりという時間。
家族が集まり、見つめ合い語り合うこと。
主人公の家族は、この停電をきっかけに、大切なことに気づいて、主人公の可愛い作戦にのってくれるようになったようですよ。