初めて見た時は、表紙の絵に一瞬ギョッとしてしまったのですが、中身は素朴で心温まるお話しでした。
「おひさん」と呼ばれる太陽が「ワシもそのたのしいことをしてみてえとおもってよ」と言って、村に遊びにきます。大きくなったり小さくなったりして、かくれんぼしたり、洗濯を手伝ったりするおひさんですが、やっぱり空にいてくれるのが一番いいようです。
なんだか太陽が恋しくなって、ありがたみを感じました。絵本を読んでから表紙の「おひさん」を見直すと、なんだか素敵に見えてきます。
たかべせいいちさんの作品を始めて読んだのですが、ユーモアと温かみのある独特な絵が印象的でした。他の作品も是非読んでみたいと思います。