最近、マーガレット・マーヒーさんの作品をいくつか読んでいます。そのどれもが違った雰囲気を持っていて、作家の技量のすごさを感じました。
この作品は小学校低学年くらいから読める楽しい冒険ものです。
長新太さんが挿絵を描いているので、お話の雰囲気が余計“こんぐらがっちゃう”感じで笑えます。
今は子ども向きの漫画やゲームでも、いろいろな土地に行って冒険して…っていうのが流行ってますよね。
この作品はそういったストーリーの原点を行くような内容です。
普通じゃありえない変わっているキャラクターがたくさん登場します。
ページ数は270ページとやや長めですが、内容がコミカルでぽんぽんと読み進めるので、あまり長い物語という感じはしませんでした。
冒険ものが好き!海賊が出てくる話が好き!というお子さんたちにぜひお勧めしたいです。