切り絵かな。なんとも味わい深い挿絵です。ストーリーにぴったり。
あるところにいた貧乏な夫婦。働いても働いても生活はマシにならず、正月にも祝餅が食べられないと落ち込みます。
そこで少しでも福がくるようにと家の掃除を始めたところ、押入れの中に貧乏神を見つけました。
貧乏神は夫婦に、お金をつくる方法を教えますが…ことごとく失敗する夫婦は、そのたびに溜息。貧乏神はその溜息を楽しんでいたのです。
すべては気の持ちよう。貧乏だ貧乏だと落ち込んでばかりだと、貧乏神はずっと居座ってしまうのですね。
子供にも溜息ばかりついているといいことはない、前向きに生きていく大切さを教えてくれる絵本だと思いました。