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家郷のガラス絵 出雲の子ども時代」 はなびやさんの声

家郷のガラス絵 出雲の子ども時代 著:長谷川 摂子
出版社:未来社
税込価格:\1,980
発行日:2011年06月
ISBN:9784624601119
評価スコア 4
評価ランキング 33,061
みんなの声 総数 1
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  • 長谷川さんの出雲の子ども時代

    長谷川摂子さんの本を勉強した時に、長谷川さんの子ども時代のことを描いたエッセイ集が出ていることを知りました。

    昨年、長谷川さんはお亡くなりになりましたので、これが最後の単行本ということでしょうか。

    その勉強会で『人形の旅立ち』に収録されている作品がデビュー作であることを知りました。

    『家郷のガラス絵』を読み、『人形の旅立ち』に出てくる情景、出雲で過ごされた子ども時代が長谷川さんの作品のペースになっていることが理解できるような気がしました。

    「麗子叔母の一生」では叔母様の生き方を通して老いを見つめる姿、いじめ体験の克服、笠智衆の自伝を読んで腑に落ちなかった点を小説風に描く試みなどが、心に残りました。

    長谷川さんというと絵本作家というイメージで私は始まったのですが、今昔物語集の現代語訳などもされていたようですし、美術史の共同翻訳などもされ、また私塾もご主人とされていて、多方面にアンテナを張り巡らし、好奇心が旺盛な方だったことがわかります。

    もう一度長谷川さんの作品・仕事の足跡をたどってみたくなりました。

    投稿日:2012/02/05

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