北極圏に住むイヌイット(エスキモー)の親子が、イグルーを作る様子をモノクロ写真と短い文章で紹介しています。
この本を初めて読んだのは、下の子が4歳の時。何度も何度も「読んで!」と持ってきました。自分1人でも熱心に何度も見ていました。
文章を読まずに写真を追って行くだけでも、
何もない雪原に少しずつイグルーが出来あがっていく様子がよくわかります。のこぎりでダイナミックに切り出した雪のブロックを
キレイに積み上げていく様子はお見事!
移動しながら狩りをするイヌイットにとって、「イグルー」はなんと合理的な住まいなのでしょう。移動のためあとに残していくイグルーは気にしなくてもいいのです。夏になれば全て溶けてなくなるのですから。
この本を読んで、イグルーを作ってみたくなり、たまたま見つけたイベントに参加して、家族みんなでイグルー作りをしました!
雪面からスノーソー(雪用のこぎり)でどんどん雪をブロック状に切り出し、家族で力を合わせて積み上げてく…
これを何度も繰り返すこと約1時間。我が家の小さなイグルーが、ついに完成しました。
雪のかまくらとはまた違い、雪のブロックを積み上げて「建設していく感じ」がたまらなく楽しかったです。
一冊の絵本との出会いが運んできてくれた
家族との冬の楽しい思い出。
これだから子どもへの読み聞かせは、やめられません♪
ですが、この本、残念ながら絶版なのですね。
毎年この季節になると図書館から何度も借りてきていますが
もしも復刊されたら、絶対買って手元に置きたいです!!