「こぶたかげこぶた」という言葉の響きが、読んでいても、聴いていても、心地いい絵本です。
こぶたたちが「かげ」に気づく場面、面白がって「かげ」と遊ぶ場面、消えてしまったかげを「ぞうさんのかげが食べちゃったのかな」と思う場面など、こぶたたちの「気づき」を通じて、聴いている子供たちも一緒に追体験をしているのかなぁ、と思いました。
最後は、お月様の下でもかげが出来ることを発見するこぶたたち。小さな子供達が思わず試してみたくなるような魅力がこの絵本にはあります。
全体を通じて、暖かな太陽のぬくもりを感じさせる絵も、とても素敵です。