5歳の次女はピアノを習い始めて1年。もうすぐ初めてのピアノの発表会があります。初めての体験ということで、普段クールな娘も緊張しているはず。でも大勢の人の前で一人でピアノを弾くなんて想像すると、大人でさえ手のひらに汗をかいてしまいそうなので、上手にアドバイスなんて出来ないなと思っていました。そんなときにこの絵本に出会って感激です。
主人公のももちゃんも、ドキドキしながら舞台に出る順番を待っています。そんなとき隣にこねずみさんを見つけました。実はこねずみさんも発表会。小さなドアの向こうでねずみたちが手品やサーカス、演奏会をしています。それらを見ているうちに、ももちゃんの緊張も自然と和らいでいきます。
子どもの発表会というと、演奏する本人よりも親の方が緊張してしまいそうですが、この絵本に登場するねずみさんが言う通り「でるかたも みるかたも たのしく すごそうじゃないですか」にできたら、素敵だなと思いました。