前編で、いつも兄弟扱いしないくせに兄弟の末っ子が兵役についたときに、妻もいるのに可哀想だからと長兄がタンダに兵役の代わりを頼みにン来るところではだいぶいらっとしました。それも、兄が勝手に思いついて頼むならまだいい。でも他の兄弟が揃って相談して、兄が代表で来るなんて、タンダは死んでも一番どうでもいいってことを言ってるわけだから、本当に最低です。
タンダが兵役についたことで知り得たことをトロガイに伝えます。そことバルサがどう関わるか続編が楽しみです。
チャグムとバルサはカンバルに協力を頼みに行きますが、なかなか意外な人物がタルシュについていてびっくり。でも希望を捨てないでいればいいことがあるなと思いました。
そして、捨て荷のお話もすごく良い伏線でした。財産もプライドも、本当に守りたいもの、たとえば命とか人のためになら捨てたって損じゃない。すごく大切なことを教えてくれる作品です。
指輪物語を越えていると思います。本当におすすめ。
あと1冊で全10巻が終わると思うとすごく惜しいです。