『病気の魔女と薬の魔女』の第4巻。
主人公ローズと、サラ、アンのちいさな魔女たちのお話です。
14世紀中世に時間を巻き戻され、修行することになった3人が対峙するのは、
ペスト(黒死病)。
病気の魔女たちの姿を借りて、ペストがどのように拡大していったかが
可視化されていきます。
当時の医学のレベルも、ペスト医の様子でよくわかります。
同時に、史実も盛り込まれ、壮大なドラマとなっています。
葡萄酒、紙についての知識も重要なアイテムです。
ジェーン姫のエピソードも、当時の歴史ならでは。
見事に織り込まれたストーリーに、やはり脱帽です。