絵本の表紙の絵を見てください。大きなかめの中から、老人が一人、出てきているところが描かれています。え?どうしてそんな所から・・・と、思いますよね。
実はこのかめは、働き者の若夫婦が、見つけた世にも不思議なかめで、中に入れたものが、百個に増えてしまうのです。それだけでも、ちょっと面白いですよね。
それを横取りした悪い地主が、登場して・・・。
なぜか彼の年老いたお父さんが、百人になって次から次に出て来るのです!この場面が実に圧巻。この意表をついた展開に、子供達は、「うそー!」という驚きと、爆笑で大うけでした。
いかにも中国の昔話と言う表紙の絵からは、想像もつかない話の展開のギャップが、好きです。