東日本大震災で、福島原発の被害を受けた子どもたち。
父親と離れ、避難所生活を日記として記録しています。
被害者であるのに、被災者であることの疎外感、放射能被害という風評被害による拒絶を感じるけれど、自分たちの生き方に前向きであることに、タイトルにもある希望を感じました。
災害にあったということは、優遇される免罪符ではなく、非日常をいかに日常生活とのギャップを乗り越えるかという課題を与えられたことなのかもしれません。
三人の兄弟の日記がとても伸びやかなのに感動しました。
こんな子どもたちが未来を作っていくのだと思うと、震災被害は決して絶望で終わらないのだと思います。