「ぼく」が絵本を読んでいると、本屋のおじさんは
絵本の中の動物を真似て柱に登ったり、紙くずを投げたり、
本棚で冬眠したりするのでした。
なんだか作者の子ども時代を彷彿とさせるような1冊です。
本の事が大好きで詳しくて、ちょっと変わりものでウンチクを
たれたいけれど、憎めない愛すべきキャラクターのようなおじさん。
この本の中のように子どもにちょっと絡んだりして
愛嬌をふりまくおじさんの姿をなんだかリアルに
想像してしまいました。
昭和のよき時代も感じさせてくれます。
息子はくじらのしおふきの真似するおじさんが好きなようです。
変!だけれど、思わずクスッとなってしまう絵本です。