ちょっと怖い顔のルラルさん。
でも、庭のみんなに乗せられて(?)いろいろはちゃめちゃなことをやってくれるのが、
少年の心を残したおじさん、というかんじで、実にいいなあ。
今回は、庭のみんなに、本を読んであげます。
じめんのさけめをどんどんおりていって、地底の世界にたどりつく、冒険話。
でも、みんなは、お話の先よりも、「じめんのさけめ」が気になって仕方がない。
みんなが「そのあな知ってる」といい、今から行ってみよう、といいます。
おやおや、「書を捨てよ、まちへ出よう」ですか?みなさん。
本の途中なのに、とがっかりするルラルさん。
でも、だんだん、穴に入って冒険するのが楽しくなってきて…
面白いですねえ。ルラルさんって人は。
みんなにのせられて、穴探しを楽しんでしまいます。
ガンコで、四角四面に見えて、実はとてもフレキシブルです。
女の子、男の子じゃなく、見事なまでの「おっさん」が主人公だからこそ、
このシリーズはここまで人気があるのでしょうねえ。