たった1本の綱の上を、地上400メートルの場所で歩く。
信じられません。
よく海外のニュースで見ます。無謀な行動をして人々を騒がせ、警察に捕まった人の話。
私にはそのような人たちがちょっと理解しがたい部分があったのですが、この絵本を読んで、少しだけ気持ちが分かったような気がしました。
下で見ている人たちは、落ちてしまうのではないかとハラハラドキドキします。
でも、当の本人はそんな緊張感を感じることもなく、むしろ自由な気持ちでその高さを楽しんでいるのですね。これは意外でした。
読みながらその瞬間に緊張し、最初の1歩に少し足が震える気持ちでいた自分がちょっと悔しくもなりました。笑
今はなきツインタワーを舞台にしたお話です。
悲しい思い出ばかりが語られるこの場所ですが、多くの人を沸かせたこのような話があることも、たくさんの人に知ってもらいたいです。