子供というのは、とかく、こだわりがあるもので、この子は「赤色」が好きなんです。
なんといっても、赤色が大好き。
その大好きさが、どのページにもあふれていて、そうね、そうね、とうなずきながらページをめくりました。
そんなんじゃなくて、こっちにしなさい。
親は、ついつい、そんなことをいい勝ちですが、子供には、子供なりのこだわりがあるんですね。
とにかく、赤じゃないとダメなの、っていうこの子の言い分がかわいらしい。
最後の「私は赤が大好き。だって、赤は世界で一番素敵な色だから。」っていう一文がいいですね。
世界で一番素敵、なんだか、ほんとに赤って素敵って思えるじゃないですか?
ちなみに、「たか君は何色が好き?」とわが子に聞いてみたら、「緑色」だそうです。
「なんで?」って聞いたら、「だってカエルは緑色だから。」
これも、なかなかの理由だな、なんて思いながら、2人で色を楽しんだ絵本です。