風邪をひいた私を1人家に残して、薬を買いに行ったお母さん。
1人でも留守番できる、大丈夫と、ふとんに入ったものの...ふと気づけば、外は大雪。
私は、お母さんのことが心配になります。どうしてお母さんは帰ってこないのか?
お母さん、雪が降ってるのも知らずにおしゃべりに夢中になって...
雪が積もって雪だるまみたいになって...
そそっかしいから、そのまま転んじゃって...
この風、この吹雪で、転んだはずみに、北極まで飛ばされてしまってるんじゃないか...
と、そんな想像までしてしまうのです。
私のお母さんを心配する気持ち、お母さんを思う気持ちが、とにかくかわいらしく、いじらしい。子供をいとおしく思える本です。
子供は、怒られても、何しても、やっぱり、最後には、お母さん、お母さん。
お母さんがそばにいてくれるだけで、なんだかほっとする。
いつも、お母さんについて歩き、お母さんのいるところ、いる部屋に、自分も一緒にいる。お母さんっ子だった自分を思い出すようでした。
母親となった自分はというと、普段は、うるさいの、早くしなさいのと口うるさく言うばかりだけど、ちょっと反省です。