小学生が主人公ですが、主人公のソラは家族がバラバラに暮らしていて(でも愛情はしっかりある)、今は母親と二人暮し。ユウタという母子家庭の同級生と、女の子みたいな高野が加わり、食事を作れるソラのもと、なりゆきで弁当部を自宅で開催することに。ユウタの母は飲んだくれのホステスで、その影響でグレそうになってしまう。でも、三人で弁当コンクールに出品することで、料理の楽しさを知り、協力を覚え始めます。
親にかまってもらえないとすねるのではなく、自分たちで何とかしよう、でもつっぱって全部自分でじゃなくて、協力しあえるところはしあおう、というメッセージが伝わります。
さらに読んでいて、男の子の料理もすごく面白そう、楽しそう、簡単そう、、、と、自分も料理をしたくなるので、男女ともにオススメ。
巻末に、中に出てきたお弁当の作り方を書いてあるので、すごく面白い。たとえば、温泉たまご、、、、容器に水おおさじ5と割った卵をいれ、ラップしてレンジで1分、そして水を切るだけ、、、、温泉卵なんて作ったことなかったけど、本当にできるか簡単そうなので試してみたくなりました。レンジで作れる料理で、小学生が火事を起こさないように考えてあるのがすごく良いです。