冒険話の絵本を娘に与えたくて購入しました。
娘はまだ最後まで聞いてくれたことがありませんが、いつかのために、大切に本棚に寝かせています。
風刺、皮肉が効いたお話のはずですが、井上ひさしさんの翻訳も場面選びもすばらしく、全く嫌なところがありません。これなら、子供にも自信をもって与えられます。
戦争も、いきなり始まり速攻で終わり、ただのガリバーの武勇伝になっています。そこから考えさせられることはないでしょうが、そういうことは、もっと大人になってから教えたいので、ありがたいです。
安野光雅さんの絵もとてもステキで、井上ひさしさんの文にぴったり。見開きの絵と、下のほうの左右に少し短めの文という構成です。
大人が読んでもとっても楽しい冒険劇です。