とても年季の入った古い本です。私は地元の図書館で探してきたのですが、どうも最後に借りた人は2003年で、それ以来ずっと書庫に入っていたようです。
アロワ・カリジェの絵の世界が堪能できる素敵な絵本です!!
ぜひ、たくさんの子どもたちに見てほしいです。
画面いっぱいに広がる山の風景!
主人公の動きだけでなく、のんびりと昼寝をしているヤギたちやさりげなく草原を飛び回っているチョウなどの虫たち。
文章の脇には大型の本編の絵とは違い、その場面へ行きつくまでの走り書きのような、今でいう絵コンテのような絵もついていて、すごくお得な気分になれます。
そして、たくさんの山の鳥たち!表情や動きから鳥たちの気持ちがとても伝わってきます。
ゼリーナ・ヘンツの文との絶妙な表現で、フルリーナたちのスイスの山の世界に私も招かれているような気分になれました。
字は少々多いですが、決して難しい表現は書いてありません。
ページをめくるだけでも楽しいと思います。
読んであげるなら、4,5歳くらいから十分楽しめると思います。
特に自然が好きな子どもたちにお薦めです!!