アリスのママが、夜、買い物に出掛けていきました。アリスはくまのぬいぐるみを抱きしめ、ベッドに入りましたが、淋しくて眠れません。「ママは、もうスーパーについたかしら?」「ママはスーパーで、あたしのだいすきなチョコバーをかっているのかしら?」ぬいぐるみに話し掛けますが、淋しさは増すばかり…。
アリスはママと二人暮らしのようです。アリスは、ママがこんな時間に買い物に行かなければならない事情を、自分なりに理解しようとしています。淋しさにこらえながらひたすらママを待ち続けるアリスを、抱きしめたくなりました。寝ていなさいと言った娘が玄関まで出てきてしまったことを叱らないママも立派だなーと思いました。
スーザン・バーレイの優しい絵は、アリスを包み込むママの温かさにぴったりです。子どもの“ママ大好き!”がいっぱいつまった絵本です。