2では、稲葉の親友の長谷が大きな割合で出てきます。ぐれそうだった稲葉を支えたのは彼だと思います。妖怪アパートにも、古本屋だの薬屋だのあやしい人(?)がたくさん出てきてますます目をはなせません。
長谷の「大きくなっただけの奴を大人とは認めない」という主張、すごく共感できます。子供に「みんな仲良く」と言うのは大人の都合、、、仲良くできない人がたまにいてもいい、ただその人に暴行や暴言を加えないで接したらいいと思いますが、教師としてはやはり「仲良く」と言うしかないのかなと思います。小2の長谷が「青臭いこといって」という姿が意外に面白い。ヒネた見方もできる子供に育って欲しいときは読ませたらいいのでは?
この主人公たちがしっかりまっすぐ育っているので安心して読ませられます。