お兄ちゃんになることを楽しみにしていたけど、会えたときには冷たかった小さな弟。
「人は老いて死ぬ」と思っている息子たちにも、いろんな死を知ってほしくて、なんとか泣かずに読みました。
私自身も流産を経験しているので、この悲しみは想像に耐えません。
だけど、小さな命が消えてしまうこともあるのは事実だし、考えたくはないけれど、考えなくてはいけないこと。
息子たちにも、「元気に産まれてきて大きく育ってること、すごく幸せで有難いことなんだよ」と話しました。
でもこの絵本は、悲しいばかりではありません。赤ちゃんは命の大切さを伝えるために来てくれたんだと、家族は前を向いてしっかり歩いています。
そんな展開も、とっても素敵だし、子供たちにはぜひ読み聞かせたいと思わせてくれました。