この絵本は、最後のページをよ〜く見ないと、本当につらい絵本です。
早くかあさんに会いたいのに、到着する電車には姿が一向に見えない。
このぼうやは、寒い中、こころぼそい思いで、どれだけの時間を待ったのでしょう。
切なくて、切なくて、雪が降り始め、涙が出そうになったとき…
最後のページでした。
手をつないでお互いの顔を見ながら歩くかあさんとぼうやの姿を見つけた時、
横で見ていた娘も、ホッと体から力が抜けたようでした。
絵がとても綺麗で、どのページも良かったのですが、電車が描かれているページが
幻想的で、特に好きです。