年中向きとありましたが、乗り物好きな息子が2歳の時に読み始めました。色鉛筆を使った絵本で、トンネルの中の黒以外、暗い色がなく、とても優しいタッチの感じの本です。
乗り物の絵本としてだけでは2歳でも充分楽しめると思います。
私がこの本を好きなのは、いっくんがまだ一人っ子なのでしょうか、床に寝転がってプラレールみたいな遊びをしている時に、しっかりと片腕には“あひる”のぬいぐるみを抱いているところです。
また、いっくんの運転する電車の乗客はすべて、いっくんのお友達であろう、ぬいぐるみ達なのです。そのぬいぐるみ達が、それぞれ思い思いのことを電車の中でも、到着地の海や山でもやっているのが微笑ましいです。
どなたかも感想に書いていらっしゃるように、まるで我が子が遊んでいるところを絵本にしたみたいな錯角に陥ります。それで、子供自体もこの本が好きなのかもしれません。
乗り物以外のページにも興味が出てくるのは、やっぱり3歳以降かも... 読んでいる最中から優しい感じのする乗り物絵本も貴重(?)ですから、機会があったら是非、読んでみてください。