担当する授業で6〜70冊ほどの絵本を読んだり、紹介したりしています。その中で若い保育者の卵たちに大人気の1冊です。どのように捉えているのかは定かではありませんが、すくなくとも「愛」を具体的にしかも素直に受け止めているのだろうと感じます。読み終えた後の何とも言えないどよめきは、多くの卵たちは感動したのだろうと予測できます。2匹のウサギの関係を問うものはいません。ただ問題は、まだ親になっていない彼らは保育の現場のどの場面で、何歳児に読むか?ということ。一方的な大人の思い入れが強いと見向きもされなかったこともあるとか。すばらしい絵本だけに、大切に扱ってほしいものです。心がかさつき始めた大人にも読んでほしいと願います。