前半は文字はなく、ほとんど文章のない絵本ではありますが、最後の文の
「ひとが どんなきもちか かんがえてみよう。」
ということがよく表わされていると思います。
小さな子どもにとっては自分の気持ちが一番であって、相手を思いやる余裕がないものです。
小学生になると、だんだん人の気持ちを少しづつ考えられるようになってきたのではないかと子供を見ておもうようになりました。
この本は、道徳的に「〜しましょう」
という押しつけることなく、自然にいろんな自分の気持ちとその時の相手の気持ちを考えるようになっているので、とてもいいと思います。