前半、絵のみで気持ちが表現されています。
確か、文は谷川俊太郎さんだったはずともう一度表紙を見て確認しました。
前半の長さんの絵が気持ちに関する長い前置きのような気がしました。
普段、気持ちを言葉に表すということにばかりとらわれていますが、長さんの絵を見て改めて思ったことは、
私たちは普段気持ちを全身で表現しているといことです。
表情、しぐさ、行動と、言葉だけではなくて全身で。
気持ちって、人の心の中にあるだけでは、まだまだ未完成。
だれか受け止めてくれる人がいて、完成するものかもしれないと、ふっと思いました。
長さんの絵本には『ないた』というのもあるけれど、気持ちという表現の難しいものを、こんな風に端的に絵本にしてしまうなんてすごいなあと思います。