谷川俊太郎文とあるので、何かなと思ったらこの本は谷川さんが投げかけたテーマに長新太さんが絵で展開した絵本だとか。
公園で友だちからおもちゃの車をとっちゃった男の子の気持ちがテーマです。
きかんぼうのようですが、ごく普通の男の子。
動物を愛するキモチ、注射が嫌だとおもうキモチ、病院で出会った女の子に対するキモチ…。
男の子のキモチは親を思うキモチ、罪悪に対するキモチと展開していきます。
最後におもちゃの車を返すことができてキモチはホッとしました。
とても感性豊かに絵で気持ちが表現されていて感慨ある絵本です。
最後の方に登場する谷川さんの解説の文章。
これ、いらなかったかもしれませんよ。