小学校で読んできました。対象は六年生です。
物語ではないのですが、加藤さんの美味しそうな絵を、ぜひ紹介したかったのです。
「この絵はね、クレヨンやクレパスを使って描かれているんだよ」と伝えると、みんなびっくりした様子。
そして、あちこちから「美味しそう〜」の声が。
さらに、とても意外だったのが、この作品で笑いが起こったこと。
確かにとても美味しそうな魅力ある絵だけど、
物語ではないし、笑えるところなんて・・・と思うのですが、
さすが六年生、「絵に注目してみてねっ」って最初伝えたら、本当にじっくりとみてくれたらしく、
カレーライスを食べているお兄ちゃんが、ほかの兄弟よりも
体格が倍くらい大きかったことが、そうとうおもしろかったみたい。
「なんで一人だけでっかいんだよっ」って、突っ込みを入れてくれました。
やっぱり子どもたちが作品を楽しむ感覚って、大人の私たちとは違う部分がいっぱいあるんだな。
そんな当たり前のことを、あらためて実感した読み聞かせとなりました。