【あらすじ】
おでん一家、父:さつまあげ、母:たまご、息子:ばくだんが、今度の連休に温泉ランドに遊びに行く話。バラエティに富んだ温泉がたくさん。お客さんもいろんな食べ物達が来ています。さて、おでん一家は、どのお湯が気に入るでしょうか…
【感想】
ギャグばっかりで、単純に笑える絵本。内容は、特に深刻な事もなく、軽い気持ちで適当に開いて、面白い箇所を何度も見返して、適当に読み進み、いつの間にか終わってしまう。
気晴らしにピッタリの一冊。
言葉遊び(オヤジギャグ、ともいう)や、変な組み合わせをリアルに想像して楽しむ事もでき、年齢問わず楽しめる。(とはいえ、おでんが何であるかは知っておく必要がある!)
こんな温泉があったら、面白いだろうな。お汁粉の湯、クリームシチューの湯、ラーメンの湯、寄せ鍋の湯、チーズフォンデュの湯…どれも、おいしく温まりそう。
たまご母さんのつっこみが厳しく、坊やのばくだん君のボーっとしている感じが癒し系か。いや、単に何も考えていないのか。出てくる登場人物(?)にいろんな人を当てはめて遊びました。そして、本当の人物を、この絵本にでてくるようにキャラクター化して想像したりして、楽しみました。
人間の性格をおでん種に例える作者の、ユーモアと遊び心が素晴らしい。
おでんを食べるたびに、思い出して楽しくなりそうです。