ある嵐の日、マイアサウラのお母さんは森で卵を見つけます。自分の卵と一緒に温めていると・・産まれてきたのはティラノサウルス!!
一度は森に置き去りにしようとしますが、思い改め、自分の子と同じように育てる決心をします。お母さんは願いを込め、自分の子には「ライト」、そしてティラノサウルスの赤ちゃんには「ハート」と名前を付けます。やがて子供達は成長し、真実を知ってしまうのですが・・。
マイアサウラのお母さんの、「ハートはハートなのよ」という言葉が胸を締め付けました。たとえ、どんな子であろうと自分の子に変わりはありません。子供は宝です。弱肉強食の世界で、あってはならない、ありえない現実。親が子を、子が親を思う気持ち。
ずっとずっと、大切にしたい絵本です。