くすのきさんのお話は、ほんとうにこどもの気持ちを深く理解しているなぁと、いつも感心させられます。
このお話は、視力が落ち、メガネをかけなくてはいけなくなった子のお話ですが、女の子はメガネをかけることに強い抵抗を感じています。
お話を読むと、女の子は「メガネをかけること自体が嫌」なのではなくて、「クラスで、ひとりだけメガネをかけることが嫌」だと気づきます。
これって、まさしく、うちの娘(小1)がよく口にすることです。
みんなの好奇の目や、からかいに、ことも達は必要以上に傷ついてしまうんですよね。
くすのきさんのお話を読んでいると、こどもの心の奥の声が聞こえてくるような気がします。
こども達は、すごく共感でき、自分が他者になった時の接し方も学ぶことができると思います。
そして大人たちは、こども達の見えない気持ちと、サポートするというはどういうことかということに、気づくのではないかと思います。
メガネをかけている否にかかわらず、お薦めな一冊です。
この本は、本年度の課題図書。うちの娘の人生初の読書感想文用図書として購入しました。
読書感想文が何たるかもわからなかった娘。親子で四苦八苦しながら書き上げた感想文。
この本とともに、ずっと保管していきたいと思います。